研究室に参加するには(Updated: 2012-02-15)

まずは、興味をもっている研究内容に応じて、私(大澤五住)あるいは小林康准教授に連絡をとってください。メールアドレス・電話番号は「」のページにあります。大阪に来る機会があれば、気軽に見学と話をしにきてください。あるいは、学会やセミナーで声をかけてください。中・高校生から大学院志望の方まで歓迎です。小林准教授と私は協力しながらも独自の研究を持っています。私のグループは主に感覚系としての視覚情報処理に興味を持っていますが、小林グループが専門とする眼球運動についても多いに関心があります。そのため、毎月曜日には研究室メンバー全員参加のゼミ(研究室セミナー)を行っています。また、金曜日夕方には、メンバーの研究のProgress Report Meetingを、これも全員参加でおこなっています。これらを含む「研究室ミーティングは原則として英語」というのは、H23年度の方針でした。H24年度はとりあえず日本語です。)。留学生が参加した場合は、公用語を英語とします。「来月から英語にするから」と言われても、オタオタしないように、覚悟はしておいてください。学部学生から大学院生まで同様です。

事前に、「研究室の視覚研究に対するアプローチの特徴と考え方」を読んでおいてください。

視覚・脳科学を扱っている研究室は阪大にはたくさんあります。特に認知脳科学研究室(藤田研;お隣です)認知行動科学研究室(佐藤研)とセミナーやその他の活動(!)で密接に交流を持っています。また、新しくできた脳情報通信融合研究センター (CiNet)のメンバーなので、情報科学研究科、情報通信研究機構(総務省)、ATR所属のメンバーとも、共同研究を行っています。その他にも、医学部、工学部、人間科学部、コミュニケーションデザインセンターとも交流を持っています。また、学外の関西圏のATR脳情報研究所生理学研究所(岡崎市)等と共同研究をおこなっています。また、国外ではフランスと米国の研究者と共同研究を行っています。

視覚神経科学研究室は学部では基礎工学部システム科学科生物工学コースに所属し、大学院では生命機能研究科に所属しています。

必須条件:

学部からあるいは大学院からの参加、どちらであっても基礎的な数学・工学プログラミングができる(ようになる)ことは、当たり前の前提として必要です。もちろん、前提ですから、実際の研究ではこの2つができるだけではダメです。研究は脳の生理学的な実験を中心に進めていますが、自分の実験をするためには数学的・工学的考え方の上に立って、実験のデザインとデータ解析、可視化、解釈を実現するためのプログラミングがどうしても必要です。既成のシステムや装置、ソフトがあれば、買える物は当然買って研究をしていますが、他人が作った物やソフトだけでできるような研究は私たちの研究分野ではあり得ないと言ってよいでしょう。もう一つ大事な事は、生データを自分で取るという経験無しに、コンピュータと頭だけを使っての研究は私の研究室ではやらないということです。工学やプログラミングはあくまでも前提です。研究対象はあくまでも生の脳であり特に視覚系です。Wetな実験をするつもりで来てください。可能な限り誰からも文句をいわれないような美しい実験を行い、しっかりとしたデータをとるために、実験のデザインを考え、ソフトウエアを含む実験システムも必要なものを作ってやっています。原理的には可能だがプログラムのせいでできない等という言い訳は許せません。その上で、重要な問題をひらめきをもって研究したいと思います。こうしたアプローチに共感する方は是非来てください。

さらに、博士を目指す人は次の2つに留意してください。1.自分の力で考える事:教授の指示を待っていては博士は取れません。博士という学位は自分自身の独創性をこめた研究により独立した研究者としてやって行けると認定されたときに授与されるものです。私も含めて研究室メンバーと議論し能動的に研究することが必要です。2.英語:D論は英語です(研究室としての要件です)。博士を目指す人は修論も英語にしてください。いまから、自分の毎日の言語的入出力の20%以上は英語で行ってください。上でも書きましたが、研究室ミーティングは英語でおこないますので、そのつもりで来て下さい。(いつも言ってますが、訳すな!翻訳は国語のお勉強であり、英語の習得には無駄です。あくまでも英語による入出力です。)


学部:基礎工学部 システム科学科

大阪大学基礎工学部 システム科学科の入学試験を受けて合格してください。もちろん、他の大学や学科を卒業後、大学院から私の研究室にくる方も歓迎ですが、まだ決まっていないのであれば、基礎工学部の生物工学コースを勧めます。生物工学コースでは発足の時から、他ではみられない非常にユニークな理念をもって教育が行われています。生物学だけでなく、数学、物理、工学の基礎能力も重視しています。私の研究室で脳や視覚の研究し、脳科学・視覚科学の研究者となるために最適な基礎能力を身につけることができます。また、特に研究者になる事が目標ではなくても、こうした研究では工学的なシステム解析法やそのためのソフトウエアやハードウエアを含む実験システムの構築を行います。自分たちで実験を計画し、そのためのシステムを作り、実験を行い、データを解析し解釈するという、プロセスの最初から最後までを経験し学ぶことは、なかなか他ではできないと思います。

システム科学科は3つのコースに分かれており、2年生になるときに自分の希望と1年生の時の成績により3コースのどれかに配属が決まります。阪大の基礎工学部に受かったからといって、安心しないで、興味のあることを見つけて打ち込んでください。生物工学コースに配属後は専門科目の授業がだんだん増えていき、3年次の年度末から研究室配属の手続きが始まります。興味があれば、2年生の時から、PBLや「生物工学特別演習」等もあるし、別に単位に興味がなくても、気軽に話しをしにきてください。1セメで全学の1年生対象に少人数の基礎セミナーとして英語の授業(?)も持っています。私とは日頃からScienceの内容も含めて、英語で話す事にすると決めてくる人も歓迎します(Your choice!)。また、私の研究室を含めて、いろいろな研究室でどんな研究が行われているか興味を持っていると思います。低学年のうちから、ぜひ生物工学コースの卒業研究発表会(例年2月20日前後)を見に来てください。皆さんの先輩が1年間の研究の成果を発表します。研究室の研究内容もどんどん変わっていくので、同じテーマが皆さんが4年になった時に必ずしも続いているとは限りませんが、非常に参考になるはずです。

 

大学院修士課程レベル:生命機能研究科

研究室が所属する大学院は生命機能研究科で、その中の脳神経工学講座の一研究室です。学部卒業後に大学院生として研究室に参加するためには、生命機能研究科の入学試験を受けてください。TOEFL/GREの点数によっては、筆記試験の免除制度があるので、それも活用すると2回のチャンスがあることになります。もちろん、どんな研究室なのか知りたいと思いますので、見学や質問があれば歓迎します。

生命機能研究科は5年一貫制の大学院を持ち、通常の博士前期・後期課程には分かれていません。いろいろな分野出身の学生を一カ所に集め、分野間の交流を深めることにより、将来の生命科学/脳科学の先端研究を担う研究者を養成することを目標にしています。熱意をもって研究に夢中になれる人を求めています。

しかし、5年一貫制といっても、他の大学院と実質上は可能なことに特別な違いがあるわけではなく、修士号を取得し就職する人もかなりいます。また、下記のとおり、博士後期課程入学に相当する生命機能研究科3年次への編入制度もあります。

大学院博士後期課程およびPostDocレベル

私のところあるいは小林さんのところで、何をやりたいのか話をしにきてください。博士後期課程入学を希望される方は、それに相当する生命機能研究科3年次への編入制度がありますので、その入学試験を受けてください。募集要項は前年度の秋に確定しますが、過去の物を参考にしてください。しかし、先ず連絡をとって話をするところから始まります。



 

 

 

 

     
 
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