研究室メンバー・志望者へのメッセージ

 

研究について

・大学院生やPostDocこそが最先端の研究の担い手だという自覚を持って下さい。どこの国でもそうです。 あなたたちが自分で頭をしぼってやらなかったら、やる人はいない。教授はできる限りの手助けをするものだと思って下さい。今研究室でできていることの継続と繰り返しだけではいけない。自分の+alphaを見つけて、土俵を広げることを目指してください。Although I reserve the right to refuse any project.

・偉い人のいうことほど疑うべきだ。ノーベル賞とった人だからといって何でも信じてはいけない。 偉くなるほど好き勝手なことが言えるようになるから。教科書にだって変なことはたくさん書いてある。やはり、自分でそれでいいのかと考え続けることが必要だろう。(僕は偉くないからまだ救いようが...) 自分のいってることがおかしいとか間違っていると言われて、稚拙ないじめに走るような教授がいたという噂 を聞くけれど、僕はそんなやつでは無いと断言する。そうなってしまったら、誰か匿名でいいから引退を勧めて下さい。口角あわを飛ばして議論ができるような人を待っています。

・何をどうやって研究するかは、やはりいちばん大切な常に考えるべきことだと思う。 自分の強みと興味をいかして、新しいこともやってみる過程で、頂上にいけることのできる道をとっているかどうかは常に問い続けなければいけない。(必ずしもいつも上に向かう道ということではない。)でも、道草を食うのはかまわない。やりたいことがあればやればいい。

大澤 五住
Izumi Ohzawa

プロフィール

・できるだけ早く研究に飛び込んでください。誤解を覚悟のうえ極論すれば、大学院の目的は研究(研究のやり方を覚えること)であって、勉強ではない。研究と勉強は同義ではない。勉強してから研究を始めるというのは本末転倒です。大学の学部までは研究が目的ではなかったから、そうなっていただけです。研究すれば、何を知らなければならないかは明らかになってくる。もう、テストの点という評価基準はなくなったのだから、いままではうまくいっていた方法が通用しないのは当然だと自覚してください。ここが分からないと、大学院はつらいところになる。逆に、この簡単なことが分かれば、こんなに楽しいところはないと思えるだろう。この切換が難なくできるかどうかには、テストでは計りにくい、学校では簡単には教えられない何かがかかわっている。

・「私は企業に就職するつもりだから、言われたこと言われたとおりにをこなしていけばいい」と言う態度は絶対いけない。研究室なのだから、こうすれば絶対できると分かっているようなことはそもそもやっていない。どうすればいいのかは誰かが考えてくれる、オレの仕事じゃない等と思っている人は、企業であれ大学であれ、どこにも居るところが無くなってもこれからは不思議じゃない。

・研究をするようになったら、昔の成績とかテストの点なんてまず関係ない。統計的に見れば相関は有るのだろうが、あるレベル以上であれば、もっともっと大事な要素がある。研究者としての将来性については、大学院に入ったとたんに過去の成績にリセットがかかる。だから、希望をあらたにし、自信を持って立ち向かってほしい。(ただし、奨学金の成否には関係するので入試の成績を良くする努力するメリットはある。)どういう人が研究者として適しているかを見極めるのは難しいし、研究者としての適性をこの時点で教えるなどということもとてもできそうにない。何かにのめり込んでやるという経験が2年たって持てなければ、適性を疑うべきだろう。

・他の人、専門外の人に分かるように話したり書いたりするすることは難しい。 でも、そうするための努力は常にしなければならない。 理解してもらえない時の原因は90%自分にあると思わなければいけない。 これは研究者としての適性とは違って、 だれでも努力すればそれなりにできるようになるはずだ。 頭の中にどんなにすばらしい考えがあっても、誰もそれを知らなければ無いのと同じこと。 理解してもらえないことは、プロジェクトがボツになったり研究費をもらえないことにもつながり、 辛い悲しい人生にしてしまう原因にもなる。理解されないという愚痴は絶対言いたくないし、聞きたくもない。

・僕自身のN=1の経験を語ってみても、時代も違うから意味が無いことかもしれない。あえて言うならば、 自分のきた道を振り返ってみて、いつもどうすれば良いか分かっていたとは全く言えない。 4年からMCの段階では自分が大学の教師・研究者になるとは思ってもいなかった。理論とか数学の力も電子工学科を卒業させてもらえるくらいはあったにしても、特に得意とは言えなかった。 ただ、小さな頃から研究的なことは好きだという確信はもっていた。昔良く言われたラジオ少年だった。 企業で研究開発をおそらくやるのだろう、でもその前にアメリカに留学をして工学系のことを学びたいと思っていた。自分で確信をもって人生の分岐点で道を選んできたとは言えないが、分岐したあとはその道で経験することがほとんど全てプラスになってきたと思う。よく偉い人の話として聞くような、高校生の時に何かに感動して、脳の研究者としてその道をまっしぐら進んできたといった経験はしていないので、そう努力しなさい等と人に勧めることは僕にはできない。動機などは実は何でも良いと思う(面接でそういってはまずいと思うけど)。Girl/boy friendに振られて、一時的に頭が少し変になって、成り行きであっち/こっちの道を選んでしまうなんてことも時にはあるのではないかと思う。それもいいではないですか。はっきり言えることは、僕は幸運にもほぼ楽しみながらこれまでやってこられているということだ。とくに今は全くもって楽しい。だから、研究していて楽しいと思えなければ、早く別のことを探した方がよいとは断言できる。

・Steve Jobs (CEO of Apple and Pixar)のスタンフォード大学の卒業式でのスピーチ(2005; Video | Transcript)からの引用を2つ:
 "Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma - which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of other's opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary."

 "When I was 17, I read a quote that went something like: "If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right." It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: "If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something."

 

外国へ行こう

・[これは、研究者を志す人すべてに言いたいことです。] 日本にいては一流の研究ができないとは言わない。日本が世界をリードしている研究は確かに多い。でも、たとえ今、世界一の研究室にいたとしても、それでも敢えて3年以上は外国で研究してみることを勧めます。それも、偉くならないうちに。ボスとの人間関係の違い、国の文化だけでなく研究に関する文化の違いの壁にぶつかって、これまでは通用していたやり方や考え方が通用しない、理解してもらえないという経験を早くしておいた方がよい。人種・民族としても、研究の文化にしても、minorityとしての経験をすることは大切で、それはずっと日本に居て、ずっと同じ大学にいたらとても望めない。外から日本、日本の大学、日本の常識、社会、人を見てみよう。日本のことについて考えや意見を聞かれた時、"We"と言わないで欲しい("We Japanese ..."等というのはもってのほか。勝手に代表になるな。)。"I"で答えを始めよう。たまには、日本人を指して、意識して"they"と言ってみるとよい。本当は、いつもそう言うのがよいと思う。(どうも、日本には"we"で考えているヤツが多すぎる気がする。みんなが自分以外を"they"として考えてくれたら、日本もだいぶ住みやすくなるのでは?)大変そうなことばかり書いたけれど、必ず楽しい経験にできると思う。いろんなやつが居て、いろんなことを言っている、そういうところへいけたらよいと思う。22年間をアメリカで過ごしたヤツの戯言だと思ってもらってかまわないけれど、勧めます。Berkeleyはアメリカではないという突っ込みには...、まあそうですというしかない。でも、明らかに外国中の外国ではある。

 

英語について


・英語についての勝手なアドバイス(日本語)

英語の練習法(日本語)


人間関係について

・Call me Izumi when speaking in English and in Email.

・気軽に話をしにきてください。


略歴・プロファイル・他

略歴、趣味.....

 

 

 

 

 

 

 
© Copyright 2004-2009 Ohzawa Lab. All Rights Reserved.